塗装最終日、母屋北側の2階部分の外壁、作業所の前側などを塗装しました。

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3日ほど続いた小春日和も今日までで、明日からは冬型の気圧配置で初雪もありそうな天気予報。晴れ間を見ながら始めてみた母屋の塗装だったが、予想以上の外壁の劣化が確認され、こんな状態では手が届くところは全部塗っておかなくてはと、今日までかかった。

母屋の北東部分の2階。破風は勿論、窓から上は手が届かない。

今回の塗装で教えられたことは、家はだんだん古くなるからこまめに管理していかないと痛みが激しくなるので、建てるときは後々の管理の事も考えていかなければならないと言うことである。

当方の母屋の2階の屋根の向きは設計時は1階と同じにし、形状は切り妻の予定だった。ところが、大工さんが、「ここは通りからよく見えるので、屋根のを前向きにして入母屋にした方が良い形になる」とアドバイスしてくれたのだ。
なるべく費用をかけたくないので切り妻にする以外全く考えていなかったのだが、「入母屋も前だけにして後は切り妻のままで、入母屋の形状もお寺の屋根もたいにしないで簡単な形にすればそんなに費用がかからないから」と勧められ、途中で今の形に変更した経緯がある。
まあ、そのおかげで見た目も少しカッコ良くなり満足していたのだが、今回の塗装で後悔しているところもある。当初の設計通り1階と2階の屋根を同じ向きにして切り妻だったら、塗装がもっと簡単になって塗れる範囲も広くなったと思われるからだ。
まあ、見栄え良くなったことの代償だと思えば後悔することはない。塗装は一時、見栄えは朽ちるまでズーッとだから、これで良かったのかも知れない。ものは考えようか。
梯子では届かなかった破風や2階の上部は何とか工夫していつか塗装しようとは思っている。

正面を向いた入母屋の2階、再塗装後はコントラストも上がり、映えも上昇?

母屋以外、生まれる前から我が家にあった作業所、2階の漆喰壁に見えるは物心ついてから塗装しているのを1度も見たことがない。今までズーッと塗装がはげて生地が見えているところが気になっていた。せっかくなので今回の塗装作業のついでに、最後の締めとしてそこも塗装した。

2階部分の柱と貫の塗装が薄くなっている。1階の外壁も今回再塗装した。

塗装後、柱と漆喰壁がくっきりして映えるようになった。

高くて手が届かないところ、特に破風の部分はいずれ何とかしなくてはならないが、破風は厚い板が使われているので色は白っぽくなっているが、そんなに劣化していないので当分は大丈夫のようだ。
取り敢えず今回の塗装で当分は塗装しなくても良いだろう。
今回使った塗料の量はほぼ1斗缶だった1個だから約15リットルかな。

家は3回は建ててみないと理想的な家にはならないと聞いたことがあるが、そうかも知れないが、当方には1回だけで精一杯で、とてもそんな余裕はない。この家を親戚などに助けられて建てることができただけで十二分である。

今回の塗装のために初めて登った屋根もあったが、樋が外れていたり、泥が貯まって苔が生えていたりしているようなところがあった。建物が屋敷林に囲まれている家は、樋に杉葉などが詰まって毎年掃除が大変だと聞くが、周りに大きな木などがないとは言え、40年も経てばいろいろ問題も出てくる。これからは時々屋根に上がってみようと思う。

 

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