母屋を新築したのが昭和58年、すでに40年も経っている。南側は日が当たることもあり劣化が激しいので、今までに2度ほど塗り直したところもあるが、それでもところどころ白っぽいところが目立ってきた。ましてや、一度も塗り直していない母屋の裏の北側は、いくら日当たりが少ないとは言え、ここまで放っておくと塗装も板も劣化し、真っ白になっている。また、母屋が南東向きになっているので裏側まで相当の西日が射す。特に夏が酷い。
ずっと気にはしていたがもう限界である。思い立ったが吉日、小春日和のこの日に思い切って塗装を開始した。
塗料は防虫防腐塗料である「キシラデコール」である。揮発成分が分離しやすいので充分攪拌しなければならないし、臭いもきつい。作業が億劫になるが、プロに頼むと目ん玉が飛び出るほど費用がかかる。足場代だけでも相当な金額だ。従ってケチ臭く、できるところはぼちぼちやってきたのだが、今回も同じように塗ってみた。
道具は梯子と脚立だけ。当然限界があるがない袖は振れない。できるところまでやるしかない。あとはマスクと手袋、かき混ぜ用のドライバー、養生用の使い古したバスタオル、マスキングテープである。
まず、玄関周りの1階部分から始めた。ここは何回も塗装しており、手入れもまあまあである。
次に母屋の裏に回って一番広い外壁に挑戦。幸い、ここは2階部分がないので、梯子だけで軒先まで刷毛が届いたから上部まで塗れた。
作業中、桁の部分に腐食しているところがあった。1つは3センチほどの穴が空いていた。もう1つは蟻塚みたいな固い土の塊があった。住人はもういなかったが、手入れを怠るとこういうことになるんだなあと反省した。
巣があったり、腐食していた部分があったり、穴が開けられていたり、変な虫が住んでいたりしていたので、家の管理はしっかりしなければならないことを痛感した。
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