玄関前のボケの花がいっぱいに咲いた。花は控えめではあるが、年々枝が広がってだんだ見応えが出てきた。ボケは枝の張り方が全く自由奔放で統一性がないなあと見るたびに思う。毎年枝が暴れないように剪定しているが、剪定も悩ましい。場所がこんな狭っ苦しくなく広々していたらどんな樹形になるのだろうといつも考える。
今回も相変わらず乱雑な枝振りだなあと眺めていたら、途中が黒っぽく太くなって見える枝があった。近づいてよく見るとなんとケムシの集団が群れていた。
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ボケの枝にケムシがうじゃうじゃと群れていた。
そういえば、1本だけ葉がほとんどないバラと今頃は新葉が青々と茂ってくるはずが、一部茶色になっているツツジがあるのを思い出した。早速近づいて確認すると、そこにもやっぱりケムシがいた。
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葉がほとんど食われたバラ。ケムシが1匹だけいた。
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ツツジにもうじゃうじゃ、しかも枝のあっちこっちに集団がいた。
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ツツジも無残なこの有様。下方の左に伸びている枝は無傷だ。
昨年の残りの殺虫剤があったので早速吹っかけてやった。最初の一吹きでケムシがボロボロとあっという間に落下していきすっきりした。「虫けらのごとく」と言う表現があるが、文字通りだった。いい気味だと思ったが、考えてみれば残忍極まりない。
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効果抜群
ケムシと言えば、1昨年マイマイガだと思うが大発生して困ったことがあった。バラ、リンゴ、ナシなど片っ端から次々と葉を食われれてしまった。カキやイチジク、サザンカは大丈夫だったが。
庭には農薬を撒きたくなかったので、何日もかかって手というか棒で片っ端から殺して歩いた。しかし、殺しても殺しても次の日になるとまた発生していた。その年はこの地域はあちこちで発生したということだった。今年のケムシはまだ2~3センチぐらいと小さいが、どうもマイマイガに似ているようだ。
白いクモの巣のようなところに卵があると聞いたので、1昨年の冬あちこち探したら木の幹ではなく家の板壁にそれらしきものがあったので、見つけたものはすべて棒で削ぎ落とした。その効果があったのか、昨年は監視したが全く発生しなかった。今年も監視を続けなければならない。そいえば、マイマイガの発生は1年では収まらないという人もいた。
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マイマイガの幼虫
マイマイガはドクガ科だが、毒を持っているのは卵から孵化したてのほんの小さいときだけで、これくらい大きくなればもう毒針毛はないという。
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