例年には3月に入ると早々にジャガイモを蒔いていたが、今年はもう4月になってしまった。
理由は、不耕起を謳っている手前、種イモの埋め方をどうしようかと迷っていたからである。慣行栽培によれば当然、畝をしっかり耕して20センチほどの溝を掘り、そこに肥料を入れてその上に種イモを並べて埋め戻し、その後は必要に応じて土寄せをしていくことになる。
しかし、今年は畝は一切耕起せずに昨年そのままの畝に、穴だけ開けてその中に種イモを埋めていった。その際、種イモの切り口は上にして埋めた。理由は、そうすれば、芽は種イモの下側から出て上に向かって伸びてきてジャガイモが種イモの下の方にできるだろうから土寄せの必要もなくなるのではと考えたからである。なるべく土寄せなどで土を耕したくない。
しかし、収穫時は掘り上げなければならいだろうがその時はその時、いたしかたない。
今年購入した種イモはキタアカリだけである。せっかく昨年収穫したのに、食べないで放ったらかして残っていたジャガイモがこの冬にすっかり芽を出してしまったものがあったので、もったいないから同じやり方で埋めた。発芽して収穫できるかわからないが、収穫時に畑に掘り残したジャガイモが後になってあちこちからしっかり発芽しているから、多分芽は出るのではないか?これで収穫できれば儲けものである。
埋め戻したら最後に籾殻で畝をたっぷり覆っておいた。畝に生えていた雑草を日光から遮って枯らすためである。雑草を刈るのが面倒くさいという手抜き作業だが、根が伸びてジャガイモができるのは土中だから問題ない。と思う。
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